香典などをいただいた場合のお返し

葬儀を行う際に香典や供物、お花などをいただくことが多々あります。いただいたものに対して喪主側はお返しをしなくてはなりませんがそのお返しのルールとはどういったものなのでしょうか。

一般的には香典をいただいた場合は即日の半返しと言って、地域での香典の相場の半分の金額をあらかじめ封筒に入れて用意しておきます。弔問して下さった参列者が受付で香典を出したときに、受付の担当者がその場で渡します。この方法が最も合理的であるとして、現在の主流になっています。いただいた香典の額が高額でお返しの金額と見合わない場合は、後日喪主が品物などを届けたりとさらに別の形でお礼をするとよいでしょう。また遠方で後日郵送で香典が届いた場合は喪主が金額相当の商品を送ることもあります。

また香典返しで現金を返さずに、カタログを渡してその中から好きな商品を選んでもらうという方も増えてきています。これは どちらがよいというものではなく、地域によって、また喪主の考えによって違ってきます。少し変わったところでは、香典を辞退して受けとらない代わりに500円程度の会葬返礼品として済ませる場合や、あらかじめ参列者にお知らせして、香典返しにあたる金額を福祉団体や慈善団体などへ寄付することもあります。