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仏壇を購入する前に

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初めて仏壇を購入する時の注意点ですが、今は、家が小さく、まず置くスペースを考える必要があります。畳半畳の大きさがあれば、床置き型(台付き型)の仏壇を置く事は出来ます。しかしそのスペースがない場合は、箪笥やリビングボードの上における小型のものがいいでしょう。最近は壁に掛けられるタイプのものもあります。

仏壇の向きですが西方浄土に向かった拝める東向きがいいとか、本山に向かっておくとか、南面北座がいいとか言われますが、どの方向でも特に決まりはありません。家の中の直射日光が当たらず、湿気が少なく冷暖房の風が直接当たらないところがいいのです。一番大切な事は、お参りしやすい場所におく事です。御まつりする場所が決まりましたら、高さ、幅、奥行きを測ります。仏壇の扉は観音開きと言って、左右に開きますから、扉を開けた状態でどのくらいのスペースになるかを考えておく事が大切です。

同じ大きさのものでも、素材、技法、産地によって値段は変わります。同じ黒檀を使用していても、表面だけのものもあれば、芯材を取り囲むように使われているものもあります。また上級品は漆がしっかりと使われています。これはお寺のミニチュア版で次世代に受け継いでゆくものですから、品質の良い物を選ぶとよいでしょう。販売店に行って、産地や技法や素材を教えてくれる店で買うことと、店が埃まみれなら止めましょう。大幅値引きをしている店にも注意をしましょう。

仏壇がなぜ値が張るか、ご存知ですか?もちろん職人さんが彫刻して手間暇かけて作っているからですが、一番の価格に出やすい部分は材料です。唐木材料は、今日では伐採制限があり以前よりも高価になっています。具体的に一本の仏壇を丸ごと黒檀や紫檀で作るとなると、巾77センチの仏壇で約500万円にもなるとか。そこで仏壇の見える部分にだけこれらの素材を合わせたものが使われているのが一般なんだそうです。


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